労働災害(労災)の問題を弁護士に依頼するケースとしては、労災保険の申請手続を弁護士に依頼する場合と、会社側に対する損害賠償請求を弁護士に依頼する場合とが考えられます。
弁護士に労働災害の問題を依頼するメリットとしては、会社側との連絡・交渉の負担を弁護士に一任することができることと、弁護士に法的な知識や技術を活用して手続を進められることが挙げられます。
また、ご自身の判断だけで対応されるよりも、有利な結果を得ることが期待できます。

労災保険の申請のケースでは、会社側が申請に協力的ではないということが少なくありません。
このような状況で、会社側に対して協力を求める連絡・交渉を行うことは、非常にストレスがかかることと思われます。
また、損害賠償請求のケースでは、会社側から責任の有無や過失割合、損害額などに係る様々な反論が想定され、粘り強く交渉していく必要があります。
このような対応の負担を弁護士に一任できるメリットは、非常に大きいと言えるでしょう。

また、労災保険の申請、損害賠償請求の示談交渉・裁判とも、適切に手続を進めていくためには、法的な知識や技術が不可欠となります。
これらを弁護士にご依頼いただくことで、法律の専門家である弁護士に、複雑な手続への対応に当たらせることが可能となるのです。
その結果、ご自身の判断だけで対応されるよりも、有利な結果を得ることが期待できるのです。

労災に関するQ&A一覧

No ご質問
1 労働災害とは?
2 労働災害の被害に遭った場合に受けられる補償は?
3 労災保険とは?
4 労災保険の申請に期限はありますか?
5 安全配慮義務とは?
6 安全配慮義務の具体的な内容は?
7 どのような場合に安全配慮義務違反と認められますか?
8 労災保険の給付内容は?
9 労災保険の給付を受けた場合でも、さらに会社に対して損害賠償を請求することはできますか?
10 会社が労災保険の申請をしてくれない場合は、どうすればよいですか?
11 後遺障害とは?
12 障害等級とは?
13 症状固定とは?
14 使用者責任とは?
15 どのような損害について賠償請求できるのか?
16 休業損害(休業補償)とは?
17 後遺障害による逸失利益とは?
18 後遺障害による逸失利益の計算方法は?
19 労働能力喪失率とは?
20 労働能力喪失期間とは?
21 ライプニッツ係数とは?
22 死亡による逸失利益とは?
23 稼働部分の死亡逸失利益の計算方法は?
24 年金部分の死亡逸失利益の計算方法は?
25 生活費控除率とは?
26 就労可能年数とは?
27 慰謝料とは?
28 傷害慰謝料とは?
29 後遺障害慰謝料とは?
30 死亡慰謝料とは?
31 会社側に弁護士費用を請求できますか?
32 損害賠償問題の解決方法は?
33 労働災害(労災)の問題を弁護士に依頼するメリットは?
34 過失相殺とは?
35 素因減額とは?
36 会社の労災上乗補償制度の給付を受けた場合には、労災保険の給付や会社に対する損害賠償請求に影響がありますか?
37 下請業者の労働者が元請業者の現場で作業中に労働災害に巻き込まれた場合、元請業者に対して損害賠償を請求することはできますか?
38 労働災害の被害に遭ったら、労災病院・労災指定病院に行くべきですか?
39 労働災害の発生から解決までの流れはどのようになりますか?
40 弁護士にはどのタイミングで相談するのがよいでしょうか?
41 自分に過失があった場合でも、労災保険の申請や損害賠償請求をすることはできますか?
42 他の従業員の過失で怪我をしたら、損害賠償請求はどうなりますか?
43 退職しないで労災保険の申請や損害賠償請求をすることはできますか?