1 労災発生
依頼者は、農作業中に、コンバインに稲が詰まったため、詰まった稲を引き抜こうと腰に力を入れて思いきり詰まった稲を引っ張ったところ、腰椎椎間板ヘルニア等の怪我を負いました。
労災保険では、後遺障害14級9号の認定を受けました。
2 相談・依頼のきっかけ
依頼者は会社側に対して損害賠償を請求したいとのことで、自ら交渉をしたものの、会社側の返答は不安を覚える内容でした。
そこで、当事務所にご相談・ご依頼いただき、弁護士による交渉を行うことにしました。
3 当事務所の活動
当事務所の弁護士は、労働局に対して保有個人情報開示請求を行い、会社に対して損害賠償請求するにあたって必要となる資料を収集しました。
そのうえで、当事務所の弁護士は、会社側に対して、損害賠償の請求を行いました。
すると、会社側も弁護士を立ててきたため、弁護士同士での示談交渉となりました。
4 当事務所が関与した結果
当方の請求に対し、会社側は、低額の回答をしてきました。
当事務所の弁護士は、依頼者と協議のうえ、訴訟に移行した場合のメリット・デメリット双方を考慮したうえで、交渉を進めていきました。
その結果、労災保険金とは別に、支払額約260万円での合意に至りました。
5 解決のポイント(所感)
損害賠償請求を受けて、会社側としては、会社側の落ち度を否定したり、一度は払うと言いながら、手のひら返しを行ったりと、必ずしも労災被害者にとって好ましい対応をするとは限りません。
このような場合には、弁護士が代理人として交渉をしたり、訴訟を提起したりすることで、解決に至ることも少なくありません。
本件も、弁護士が交渉の代理人として窓口となったことで、適切な内容での合意が成立した事案と言えます。
6 お客様の声
親身に対応して頂き感謝しています。
ありがとうございました。

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